荷重レンジ | 1 mN~2,000 N(100 mg~200 kg) |
摺動方式 | 高速回転、高速往復、ブロックオンリング、スクラッチ試験 |
環境制御 | 加熱(最高1000 ℃)、冷却(最低-25 ℃)、温湿度(RH 85 %) |
センシング技術 | HFRRセンサー、トルクセンサー、ECRセンサー、AEセンサー |
高速回転
(0.1~5000 rpm)
高速往復
(0.1~60 Hz)
ブロックオンリング
(0.1~5000 rpm)
スクラッチ
(~10 mm/sec)
特許技術の2軸センサーにより、荷重・摩擦力をリアルタイムに検出します。ノイズレベルがセンサーの荷重範囲の0.02 %と非常に小さいことにより、高分解能な測定を可能にします。荷重レンジに応じて適切なフリクションロードセンサーを選択することで、1 mN~2,000 Nの試験荷重を実現します。
HFRRセンサーは、高速往復摺動試験時の摩擦力計測に特化したセンサーです。圧電方式での荷重検知を採用しているため、速い応答性を有し、細かな摩擦力変化の現象を捉えることを可能にします。センサーは、試験時の摩擦力に応じて選択可能となっており、最大摩擦力450 Nの検出まで可能です。
スラスト試験や4球試験など軸対象で回転する試験時に、トルク検出のために使用されるセンサーです。トルクセンサーで検出されるトルクと試験時の回転半径から摩擦力を摩擦力を算出します。選択可能となっており、最小1.7 mN・mから最大11.3 N・mのレンジでの試験が可能です。
上部試料と下部試料間に電流を流し、電位差を計測することでその回路の電気抵抗の計測を実現する。複数のセンサーを有しており、5 mΩから10 MΩのレンジの電気抵抗測定を実現する。
材料の内部に蓄えていたエネルギーが弾性波として放出される現象を捉えるセンサーである。摺動試験時やスクラッチ試験時にAEセンサーを取り付けることで摩擦係数の変化や膜の破壊変化とは異なるAEシグナルの強度変化の検出を可能とする。この情報により、試験結果の考察をより広げることを実現する。