バイオAFM(原子間力顕微鏡) / 自動フォーススペクトロスコピー / 光ピンセット

生体試料やソフトマテリアルのAFMイメージングを容易に

PeakForce Tapping

PeakForce Tappingは、経験の浅いユーザーでも、プローブ-試料間の相互作用を正確に制御し、イメージング力を最小限に抑えることを可能にします。これは、柔らかくて壊れやすい生物学的サンプルにとって極めて重要です。この優れた力制御により、最も安定した高分解能AFMイメージングを可能にし、幅広い試料に対応できます。 PeakForce Tappingを使用すると、わずか数クリックで、専門知識やカンチレバーの調整なしに、鮮明な画像が得られます。生体試料をはじめとするソフトマテリアルのAFMイメージングがこれまでになく簡単になりました。

BioScope Resolve
BioScope Resolve

QIモード

QIモードはJPKが独自に開発したフォースカーブベースのイメージングモードです。精密なフォース制御は単一分子から生細胞に至るまでのアプリケーションに対し、素早く、高い解像度でのフォースカーブマッピングを提供します。さらにQIアドバンスモードではデータ解析により、弾性率をはじめとする機械的特性または生化学的相互作用の定量的な分析が可能になります。

光学顕微鏡との相関観察

NanoWizardシリーズは、代表的な顕微鏡メーカー各社(ZEISS、Leica、Olympus、Nikon)の倒立顕微鏡に搭載した状態で使用でき、明視野、位相差、DIC、蛍光観察はもちろん、レーザ共焦点技術、超解像顕微鏡技術とも連携し、光学顕微鏡像からのシームレスなAFM高分解能イメージングを利用できるようになります。超高解像度技術はZeiss(PALM / STORM、SIM)、Leica(STED)、PicoQuant(STED)、Nikon(SIM、STORM)、Abberior(STED)などの幅広いプラットフォームと互換性があります。


共焦点レーザー顕微鏡との組み合わせでシームレスなAFM高分解能イメージングを実現


Zaiss LSM 880に搭載されたNanoWizard Ultra Speed2

ATTO-647N標識DNAナノルーラー(TEAバッファー中)の
AFM像とSTED像の重ね合わせ

SSTED画像は、12~15個のATTO-647N分子の二量体が70nm離れていることを示している(左側:右下の挿入図を参照)。また、AFM像(QIモードイメージ)は、直径8nmのDNAナノロッドが200nmの長さである事を示している。
サムプル提供:GATTAQUANT GmbH(ドイツ)

高速イメージングと広いダイナミックレンジを実現

新しいチップスキャナー技術は、従来のAFMでは不可能だった測定スピードを達成でき、様々な光学顕微鏡と組み合わせて、リアルタイム、in situでの実験を可能にしました。NanoWizard UltraSpeed2 倒立顕微鏡上で10fpsを達成。また最大8umまでの試料高さに対応。NanoWizard 4XPでは最大16.5μmの高さを持つ試料に対しても、これまでにない高速性でAFM計測を可能にしました。 これにより、細胞、細菌等の複雑な表面のダイナミクス研究に対しても新たな道が開かれました

生きた線維芽細胞のAFM画像と光学顕微鏡画像の重ね合わせ(37℃のバッファー溶液中);上
15秒間隔で測定された連続した生きた線維芽細胞のAFM画像;下



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イベント・セミナー情報

ブルカージャパン(株) ナノ表面計測事業部は、ナノプローブテクノロジー第167委員会の企業会員です。 ナノプローブテクノロジー第167委員会とは日本学術振興会の設置する61の産学協力研究委員会の1つであり、走査型プローブ顕微鏡(SPM)の基礎・応用技術の組織的発展を目標に活動しています。