分子科学研究所機器センター(大学連携研究設備ネットワーク/文科省マテリアル先端リサーチインフラ)xブルカージャパン共催にて走査型プローブ顕微鏡のオンラインセミナーを開催する事となりました。
皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。
日時 | 2022年10月27日(木) 13:00~14:45 (12:45 ログイン受付開始) |
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形式 | ウェビナー(オンラインによるWEBセミナー) ※お持ちのPCにてインターネット経由でのご参加となります。インターネットに接続できる環境でお手元のパソコンや各種端末からご参加いただけます。 ウェビナー配信サービスには「GoToWebinar」を利用致します。 GoToWebinarをインストールできるPC及びモバイル端末等をご用意願います。ご所属先のインターネットのセキュリティーポリシーによってはGoToWebinarへのアクセスを拒否される場合がございます。その場合は、事前にご所属先のIT部門の方へアクセス許可のご相談をお願い致します。 |
参加費 | 無料(事前登録制) |
お申込み | 下記登録フォームよりお申込み下さい。 ● WEB登録フォーム ※対応ブラウザ Google Chrome, Edge, Firefoxとなります. |
時間 | 内容 (当日のプログラムは予告なく変更することがございます。) |
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13:00~13:05 | 開催のご挨拶 分子科学研究所機器センター長 横山利彦 |
13:05~13:35 | 「環境制御の基礎と測定事例」 AFM測定をする際、環境制御下における測定が必須となる試料が多数存在する。非大気環境を提供するグローブボックス内でのリチウムイオン電池関連の応用例、局所環境制御セル、加熱冷却システム、液中・気中測定が可能な潅流セルについての概要を紹介する。 ブルカージャパン株式会社 ナノ表面計測事業部 アプリケーションマネージャー 鈴木操 |
13:35~14:05 | 「環境制御オペランド走査プローブ顕微鏡を用いたナノ計測」 分子科学研究所 湊丈俊、上田正、中本圭一 |
14:05~14:40 | 「ガラス上に形成するナノ水滴の粘性計測」 「ぬれ」は身近な現象でありながら、その微視的状態やぬれの過程は明らかになっていない。ガラス表面の水ぬれ性に関する研究では、環境相の湿度の上昇に伴って水分子の層がガラス表面で均質に成長し、濡れていくモデルが示されている[1]。しかし、近年の界面選択的測定手法の発達に伴い、ガラス表面が低湿度環境では不均質にぬれることが強く示唆されている[2]。ぬれの描像は変わりつつある中、我々は周波数変調原子間力顕微鏡を用いてガラス表面がぬれる過程のその場観察に取り組んできた。石英ガラスを湿潤環境下でその場観察した結果、直径 〜500 nm、厚み〜10 nmの「ナノ水滴」が観察された(図1)。 図1 石英ガラス上で観察された円形吸着物の湿度に応じた変化 これらのナノ水滴はガラス表面を拡散し、水滴どうしが接触した後に離合するなど特異なふるまいを見せ、バルク水とは全く異なる物性を持つことが推測される。発表では、ナノ水滴中の周波数シフトカーブ測定から明らかとなった水滴中の液-液界面について、さらにピークフォースタッピングを用いたナノ水滴の粘性計測の結果を示しながら、ナノ水滴の性質について紹介する。 [1] Asay and Kim (2005) JCP 109, 16760. [2] Urashima et al. (2020) PCCP 22, 27031. 金沢大学 数物科学科 助教 荒木優希 様 |
14:40~14:45 | 閉会のご挨拶 質疑応答 アンケート |
登録フォーム ※対応ブラウザ Google Chrome, Edge, Firefox |
TEL:03-3523-6361 / FAX : 03-3523-6364
~基礎と最先端応用事例~
分子科学研究所機器センター(大学連携研究設備ネットワーク/文科省マテリアル先端リサーチインフラ)xブルカージャパン共催にて走査型プローブ顕微鏡のオンラインセミナーを開催する事となりました。
皆様のご参加をスタッフ一同お待ちしております。
時間 | 内容 (当日のプログラムは予告なく変更することがございます。) |
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13:30~13:35 | 開催のご挨拶 分子科学研究所機器センター長 横山利彦 |
13:35~13:55 | 「ブルカーAFMの革新的機能と開発の歴史」
「分子研Icon XR設置の経緯」 ブルカージャパン株式会社 ナノ表面計測事業部 営業部 川口哲成 |
13:55~14:25 | 「ナノ物性・電気化学計測オペランド走査型プローブ顕微鏡による表面界面科学研究」 分子科学研究所 湊丈俊 |
14:25~14:55 | 「KFMによるドーピングルブレン単結晶のフェルミレベル測定」 私たちは、ppmレベルのドーピングを行った有機単結晶について研究を行ってきました。今回、分子研機器センターのBruker社AFMのKFMモードを用い、アクセプター(MoO3)を1000 ppmの濃度ドーピングを行ったルブレン単結晶のフェルミレベルを測定しました。トポ像と電位像を同時に観測したところ、ドーピングルブレンの分子モノレイヤーの数と電位の関係を明らかにできました。ドープ層膜厚を変えて測定した結果、キャリア濃度(Nh):2.0 x 1018 cm-3、ドーピング効率:3.3 %の定量的な値を得ることもできました。当日は、本測定例について報告いたします。 分子科学研究所 平本昌宏 |
14:55~15:00 | 質疑応答 |
TEL:03-3523-6361 / FAX : 03-3523-6364